2013年4月17日水曜日
串田氏の地震予報
↓通常の紙版↓
↓kindle版↓
冬の帰省の際にipadで読む用として購入しましたが、すごくのめり込んで片道で読了しました。
著者はアマチュア天文学者で、八ヶ岳で公開天文台を開いていたのですが、FM電波による流星観測を始めたところ偶然に地震前兆現象と思われる捉えたところから、新たな地震予測法の開発に進むことになります。
実は、偶然捉えた前兆現象というのが阪神大震災であったことから、事の重大性を認識し、以来20年弱に渡って現在も地震前兆現象と思われる電波の変調解析を続けています。
内容は専門用語や造語が多くありますがどれも解説がされていますので、専門家でなくても十分読むことができます。
というよりも、専門用語が多くあるにも関われず、ここまでスッキリと読みやすい形にまとまっていて、かつこの予測法を理解するための情報が非常に多く詰め込まれているところに著者の頭の良さを感じます。
一方で、予測がうまくいかなかったときの反省や、逆に前兆を捉えていながら予報を出せなかった時の氏の苦悩が伝わってきて、氏の人間性が垣間見えると同時に読者としては重たくもあります。
地震前兆現象の観測と言うと、日本ではまだ胡散臭さを感じる分野です。
しかし、方法論と氏の長い研究記録、そしてその苦悩、氏の豊富な科学知識を元にした解析やメカニズムの推定を知るにつれ、「これはもっともっと追究すべき研究だ」と感じました。
日時、場所、発生規模の3つが推定でき、どうやって絞り込むかという方法論もある観測方法はほかにあまりありません。
しかも他の観測方法に比べて精度が非常に高い!
地震観測専門のFM電波発信基地が全国各地にあれば、新しい方法を開発しなくてもより精度の高い予測ができるようになります。
甚大な被害を未然に防ぐことで、人命はもちろんのこと経済的打撃や社会的混乱を最小限にすることができるのです。
この方法が、現時点では最良で安くしかも精度が抜群に高い観測方法だと思います。
地方自治体や研究機関にこの観測法や前兆情報を伝えているにもかかわらず、そこから先がなかなか情報の有効活用ができていないようで、それがとても残念に思います。
このままでは、数十年後にようやく内容を理解されて再評価をされてしまいそうな気がします。
地震学の研究者は一刻も早くプライドや利権を捨て去り、この方法の研究をする時間を増やすべきだと思います。
この本には数年前から観測をされてきて、近い将来(最新の予測では2013年4月末)に近畿地方で起きると予測されている大規模地震の前兆現象観測についても書かれています。
更にその前兆現象の解析結果も不定期ではありますが、読者用のHPで公開されていますので是非購入して読まれることをお薦めします。
私も微力ながら、氏の研究の助けとなるような活動を行っていきたいと思っております。
↓通常の紙版↓
登録:
投稿 (Atom)